フィギュアスケート女子で平昌五輪出場を狙う樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が5日、千葉市内で行われた関東サマートロフィーで、今季のショートプログラム(SP)「ジプシーの踊り」を初披露し、62・39点で首位に立った。

 バレエ「ドンキホーテ」内のテンポの速い曲に合わせ、勢いよく滑り始めると、冒頭の2回転半を軽々と着氷。後半での3回転連続技は2本目のトーループが2回転にとどまったが、最後の3回転フリップは美しく決めた。最後は全身を大きく使ったステップを見せ、スピード感たっぷりに滑り切った。今季初実戦を終えた樋口は「思い切り滑ることが出来た。楽しかった」と笑顔。「たくさん練習して、もっといいプログラムにしていきたい」と手応え十分だった。