国際テニス連盟(ITF)は7日、女子シングルスで2012年全仏オープン準優勝のサラ・エラニ(イタリア)にドーピング違反があったため、2カ月の資格停止処分を科したと発表した。

 全米オープン(28日開幕・ニューヨーク)には出場できない。エラニは故意の違反を否定し、母親の乳がん治療の薬を誤って摂取した疑いを主張した。

 ロイター通信によると、エラニの母親は調査に対し、台所の調理台に置いていた錠剤が誤ってスープやパスタに混入した可能性があると証言した。エラニは2月16日から6月7日までの成績が抹消される。