昨季の全日本ジュニア選手権で3位に入った須本光希(16=大阪・浪速高)が実戦で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めた。冒頭で1点の加点を導く成功を収め「アクセルがきれいに(プログラムに)入ったのがうれしかった」とニッコリ。自己ベストの69・59点で首位に立った。

 プログラムは昨季と同様に「雨に唄えば」を選択。それでも「新しい衣装になって、新しいプログラムの気持ちで臨んでいます」と気分は違う。2回転半は3回転半に進化し、つなぎの部分でも成長。2位は61・75点の壺井達也(14=邦和スポーツランド)と実力者に追われる展開だが「周りの人のことを考えずにできることをやって、表彰台の一番上に立ちたい」と12日のフリーを見据えた。