ジュニア3年目の滝野莉子(15=関大KFSC)が57・37点でトップに立った。今季の新プログラム「ポエタ」で、演技後半の3回転フリップ-2回転トーループの連続ジャンプなどに成功。それでも、3回転の連続にならなかったことを課題とし「3(回転)-3(回転)を跳ばないと、60点を超えてこない」と満足しなかった。

 昨季の全国中学校大会2位の山下真瑚(14=グランプリ東海ク)は55・12点の3位。後半にフリップ-トーループの連続3回転を組み込む構成で挑んだが、トーループを失敗。「前半(の連続3回転)より、後半の方が体力を使う。もっとつけていかないと」と課題を掲げた。

 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成といとこの横井ゆは菜(17=愛知・中京大中京高)は、新プログラム「ライオンキング」で53・39点の5位。ジャンプにミスが目立ち「こんなことをやっていたら、ジュニアグランプリシリーズに出てもいい演技ができない」と自らに厳しい言葉を向けた。