18年平昌五輪出場を目指す三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が今季初戦で68・44点を記録し、首位発進した。

 初めてのタンゴとなる新プログラム「リベルタンゴ」を披露。ルッツ-トーループの連続3回転などジャンプ3つを全て成功させるほぼ完璧な演技で、観衆のスタンディングオベーションを受けた。

 演技終了後には思わずガッツポーズが飛び出し、満足そうな表情でスタンドにお辞儀。

 フランス人振付師のブノワ・リショー氏と作り上げたこだわりのタンゴで「すっごい緊張していたけれど、思ったより高得点でうれしかった。元気よく滑れました。ブノワさんにも喜んでもらえるような演技をしたかった」と笑みがはじけた。

 こだわるステップへの手応えも徐々につかめており、この日は「目力でもアピールしたい」と念入りに化粧も行った。演技後はすぐに元の目に戻し「(演技中の目が)怖すぎて(化粧を)取っちゃった」とニッコリ。上々のスタートを切り、新プログラム「ガブリエルのオーボエ」で臨む13日のフリーにつなげた。