テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンは15日、米シンシナティで男子シングルス1回戦が行われ、世界46位の杉田祐一(28=三菱電機)が同16位のソック(米国)を7-5、6-4のストレートで破る金星で2回戦に進んだ。2回戦では同54位のソウザ(ポルトガル)と対戦する。

 杉田が、相性のいい大会で金星だ。昨年、予選を勝ち上がり本戦3回戦に進んだシンシナティで、今年は米国NO・1のソックにストレート勝ち。相手の16位は、過去に杉田が勝った最上位となった。今季自身初の北米シーズン出場で、早くも金星の1勝。6月のウィンブルドン前哨戦のトルコで、日本男子3人目のツアー優勝を果たした勢いは、衰えていない。本人は「ハードコートは、全く新しいシーズン」とあくまで冷静だ。錦織が右手首のケガで戦線離脱しており、日本の期待を一手に引き受ける。