14季ぶり優勝を目指す神戸製鋼が、今季昇格したNTTドコモとの「関西ダービー」を制した。

 前半2分に4年目のSHアンドリュー・エリス(33)が先制トライを挙げ、12-9と迫られた同37分にも味方をサポートして2トライ目。32-16の後半37分にダメ押しの3トライ目を挙げた元オールブラックス(ニュージーランド代表)は「僕のキャリアで初めての3トライ。今日は家に帰って、ゆっくりビールでも飲むよ」と笑顔を見せた。

 後半23分にはオーストラリア代表116キャップを誇り、6日に来日した新加入のBKアダム・アシュリークーパー(33)が途中出場。ロングキックや密集への働きかけで存在感を示した。15年W杯の決勝にも先発出場した世界的スターは「楽しめたよ。まだ1回勝っただけで、優勝できる訳じゃない。(チームを)完成できるようにしていきたい」と力強く意気込んだ。

 次節は26日に、神戸ユニバー記念競技場で宗像サニックスと対戦する。