アマチュアサーファー日本一を決めるサーフィンの全日本選手権は23日、静岡・磐田市の豊浜海岸で競技がスタートした。

 ガールズ(18歳以下)の部で、世界ジュニア選手権(9月・宮崎)代表の中塩佳那(13)と加藤里菜(16)がそろって1回戦を1位突破、2回戦に進んだ。

 東京五輪会場の千葉・一宮をホームとする中塩は圧倒的な強さを見せ「波が良かった。調子はいいです」と笑顔で話した。昨年は2位に終わっただけに「今回は優勝が目標」。日本一で自信をつけて「世界選では4位以内に入りたい」と言い切った。身長148センチと小柄ながら、キレのあるライディングが武器。「東京五輪はまだ現実的ではないけれど、将来は(世界最高峰の)チャンピオンシップツアー(CT)で活躍したい」と話した。

 世界ジュニア開催地の宮崎をホームとする加藤は終盤の逆転で1位突破。「焦りはなかった。今回は成績よりも、楽しむことが目標なので」と話していた。