卓球のチェコ・オープン(27日)で、元世界ランキング1位ティモ・ボル(ドイツ)を4-2で破り、14歳61日で男女を通じてワールドツアー史上最年少優勝記録を達成した張本智和(エリートアカデミー)が29日、羽田空港に帰国した。

 張本は落ち着いた表情で現在の心境を語った。

 -勝った瞬間の思い

 張本 まさかティモ・ボルに勝てるとは思ってなかった。あり得ないなって思った。

 -最年少制覇となった

 張本 記録は考えず、優勝することだけを考えていた。今年中に一度、ワールドツアーで優勝したかった。

 -試合で心掛けていたことは

 張本 フルゲームの試合もあったが、平常心でできた。今までは顔(表情)が崩れていた。せめて顔だけは冷静にと思った。

 -強打も決まった

 張本 バックハンドも良くなっているが、フォアで決めることが多くなった。打ち合いができるようになった。

 -年内の目標は

 張本 (世界ランキング)10位以内、1桁に入りたい。1度優勝して現実的になった。

 -夏休み中も試合や練習続きだった

 張本 飛行機でも宿題をすることができた。(終わらせることも)意外と大丈夫だと思う。

 -夏にやり残したことは

 張本 海に行ってないので、来年は行きたい。