男子73キロ級で初出場優勝を遂げた橋本壮市(パーク24)は達成感に満ちていた。

 -優勝の感想は

 橋本 いろんな仲間のサポートがあったから、ここまでたどり着くことができた。感謝したい。

 -大会前に左足首の靱帯(じんたい)を断裂していた

 橋本 練習ができない状態で本当にきつかった。試合に(状態を)合わせるのが大変だった。

 -決勝は熱戦だった。

 橋本 何度も心が折れかけたが、「絶対に俺が世界王者になる」と言い聞かせて闘った。

 -初戦は硬かったが

 橋本 世界王者になりたいと思いすぎて上ばかり見ていた。空回りした部分もある。初戦があったから次につながった。

 -同級には五輪王者の大野がいる

 橋本 大野に勝って東京五輪に優勝するという気持ちでやっていきたい。やっとスタートしたばかり。もっとやれる。

 -73キロ級は競争激化

 橋本 日本の73キロ級は強いので、気を抜かないで毎日を過ごしていく。