フィギュアスケート女子のエースで18年平昌五輪を目指す宮原知子(19=関大)が、今季初戦に予定していたフィンランディア杯(10月6日開幕、フィンランド)を欠場することになった。日本スケート連盟が4日、都内で行われた理事会後に発表した。

 平昌五輪代表2枠を争う女子は、宮原が頭一つ抜けた存在とみられていた。15年世界選手権2位で、自己記録の218・33点はロシアメディアが五輪欠場を伝えるソトニコワを除けば現役で世界2位。しかし、7月には「完全には戻っていない」とジャンプの感覚の不安を口にしており、調整の遅れが気がかり。2月の4大陸選手権を制した三原舞依(18=神戸ポートアイランドク)は、地方競技会ながら8月の今季初戦で合計200・52点と順調な仕上がりを披露。16年全日本選手権2位の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)、今季からシニアの本田真凜(16=大阪・関大高)坂本花織(17=神戸FSC)白岩優奈(15=関大KFSC)らも代表を狙っている。