フィギュアスケート女子で18年平昌(ピョンチャン)五輪を目指す坂本花織(17=神戸FSC)が13日、伊丹空港から米国に向けて出発した。USインターナショナル(13~17日、米ソルトレークシティー)に参戦するためで、この日は朝から練習。空港で搭乗手続きを終えると「表彰台に立ちたい!」といつもの笑顔を振りまいた。

 8月初旬に臨んだ今季初戦のアジア・トロフィーはショートプログラム(SP)で「死の舞踏」を演じたものの、同12日の「げんさんサマーカップ」で「月光」に曲を変更。その際は準備期間の短さもあり、ジャンプ3つを全て後半に集めたプログラムでミスが目立った。そこから約1カ月間、みっちりと滑り込みを行い「練習ではノーミスもできてきた」。成果を17年世界選手権4位のカレン・チェン(18=米国)や昨季までジュニアで共に戦った本田真凜(16=大阪・関大高)ら実力者が集う大会で発揮したいところだ。

 前日12日には一緒に練習する三原舞依(18=神戸ポートアイランドク)といつものルーティンもこなした。「舞依ちゃんとハグして『お互い頑張ろうね』って応援し合いました」。三原は20~23日にカナダ・モントリオールで行われるオータムクラシックに出場。当分顔を合わせる機会は無いが、それぞれの場所で力を出し尽くす。