ショートプログラム(SP)3位スタートで今季シニアデビューのアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)がフリー147・17点の合計218・46点で逆転優勝した。昨季の世界ジュニア選手権で本田真凜の2連覇を阻んだロシアの新星が、シニアでも際立つ演技を見せた。

 フリーのジャンプは7つの要素全てを、基礎点が1・1倍の演技後半に集めた。難易度の高い構成ながら、大技となるルッツ-ループの連続3回転ジャンプで1・40点の加点を導くなど充実ぶりが光った。演技後はニッコリと笑みを浮かべ、強豪ロシアにおける新世代の台頭を印象づけた。