フェラーリのセバスチャン・フェテルがポールポジションを獲得した。フリー走行からQ1、Q2まではレッドブル勢が速さを見せマックス・フェルスタッペンが最速の座にあったが、Q3で速さを増したフェッテルが完璧なアタックを決めて0.323秒差を付け大逆転でポールポジションを奪い取り、歓喜の雄たけびを上げた。

 

 「とてもトリッキーな予選だったけど、クルマはどんどん良くなっていた。金曜日は苦しんできたけど、チームのみんながすごく努力してくれてQ2でクルマが突然オンになった感じがしたんだ。ターン19の出口で壁をこすってしまったし、ここは1周が長いくて完璧なアタックを決めるのはそう簡単なことではないから、ポールが獲れたときにはすごく興奮してしまったんだ。まずは落ち着かないとね! 今はとにかくハッピーだよ。だけどレッドブル勢はとても速いし明日は長いレースになるだろう」

 

 マクラーレン・ホンダ勢は予選前のフリー走行3回目で4位・5位につける好走を見せたが、予選ではルノーのニコ・ヒュルケンベルグに逆転されてフェルナンド・アロンソ8位、ストフェル・バンドーン9位に終わった。(米家峰起通信員)