7TDを決めたパナソニックが49-0とアズワンに圧勝した。今季初の完封勝利で、開幕3連勝。アズワンは2勝1敗となった。

 台風18号の影響で強風が吹く中、試合開始直後からパナソニックが試合を動かした。第1クオーター(Q)20秒、エンドゾーン付近で捕球したDBエモリー・ポーリーが一気に加速し、95ヤードキックオフリターンTDを決めて先制した。同5分57秒には、QBベンジャミン・アンダーソンからWR柴田尚彦への37ヤードTDパスが成功。同11分30秒はランでエンドゾーン3ヤード前まで前進したエースRB横田惇が、再びボールを託され3ヤードTDランを決めてリードを広げた。

 第2QにQBアンダーソンが2TDランを決めて35-0で前半を折り返すと、第4QにRB須賀大瑛(ひろあき)の11ヤードTDランとQB大原隆史の19ヤードTDランで突き放した。

 「自分たちのフットボールをやること」をテーマに試合に臨んだパナソニックの荒木延祥監督(41)は「(今までの)2試合に比べたら、自分たちのプランを遂行できた」と笑顔。ただ、次節10月1日は2連覇を狙う富士通と対戦するだけに、気の緩みはない。「次元が違う」と王者の実力を認めつつも「しょうもない小細工抜きで、全ての力を出して勝負したい」と意気込んだ。