19年ラグビーW杯日本大会は今日20日で開幕まで2年となる。15年イングランド大会で歴史的3勝を挙げた日本は、母国開催で史上初の8強入りを目指す。アジア初開催となるビッグイベントに向け、指揮を託されたのはニュージーランド代表、日本代表としてW杯出場経験を持つジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、47)。

 サニックス(現宗像サニックス)時代の同僚で、現在同チームの監督を務める藤井雄一郎氏(48)は、ジョセフHCを「勝負師」と評した。「現役時代は常に先頭に立ち、大声を出して引っ張っていた。『これ』と1度決めたら貫く職人のような選手で、勝負に厳しく仲間に怒りをぶつける時もあった」と振り返った。5年ほど前には、藤井氏の紹介で、ニュージーランドで釣りをするため、漁師が使用するような日本製の揚げ縄機(約100万円)を購入したという。「釣りと魚をさばいている時の表情は真剣そのもの。彼はラグビーでも趣味でも勝負師です」と話した。