昨年4月の熊本地震後、一時経営難に陥ったバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の熊本が21日、2016年度(16年7月~17年6月)決算を発表し、975万円の黒字だった。黒字化はBリーグ誕生前のナショナルリーグ(NBL)在籍時も含めて初で、最大約6800万円あった債務超過も解消した。

 クラブによると、Bリーグ初年度だった昨季は主催試合の平均観客動員数がB2トップの2109人。スポンサー収入も増え、売り上げは前年度比で9000万円以上伸びた。地震後は全国から支援金が約2400万円集まったそうで、熊本市内で記者会見した湯之上聡社長は「苦しい状況だったが、前に進むことができた」と感謝を述べた。