国際スケート連盟(ISU)は21日、フィギュア男子で2014年ソチ冬季五輪銅メダルのデニス・テン(カザフスタン)が右足首を負傷していたと公式サイトのインタビューで伝えた。テンは「事故自体は氷上を離れたところで起きた。ひどい転倒でけがをしたときは世界の終わりが訪れたと思った」と述べた。

 テンは「ルーツがある」という韓国でリハビリを続けており「今では大きく回復している。右足を使ったジャンプはできないが、気をつければ着氷はできる」と説明した。来年の平昌(ピョンチャン)五輪に向け「五輪は自分にとって特別。自分自身に打ち勝ち、抜群のスケーティングで伝説を残したい」と意欲を示した。