世界選手権女子ダブルス銀メダルの「フクヒロ」こと福島由紀(24)広田彩花(23=ともに再春館製薬所)組は、2-1で韓国ペアを下し、4強入りを決めた。

 第1ゲームは落とすも、第2ゲームは最大7点差をひっくり返し、勝負の行方は最終ゲームへ。最後まで攻めのプレーを貫き、勝利の瞬間は2人で抱き合って喜んだ。福島は「1ゲーム目と2ゲーム目の途中までは、自分たちのミスばかりだった。2ゲーム目の点差が開いた時は、『2人で開き直って、1分1秒でも長くコートに入ろう』と話した。それが良かったのかな」と振り返った。広田は「2ゲーム目は(空調の関係で)飛ぶコートだった。最初から攻めの形を作れればよかった」と反省を口にした。

 23日に行われる準決勝では、リオデジャネイロ五輪金メダリストで世界ランキング1位の高橋礼華(27)松友美佐紀(25=ともに日本ユニシス)組との日本勢対決となる。福島は「お互いに手の内はわかっている。気持ちを前面に出して戦いたい」と力強く言った。広田は「長い試合になると思う。我慢勝負では負けたくない」と闘志を燃やした。

 女子ダブルス4強には、福島、広田組と高橋、松友組、福万尚子(25)与猶くるみ(24=ともにヨネックス)組の3組が勝ち残っている。