前年王者の富士通が59-0の完封で東京ガスを挑戦を一蹴した。富士通は開幕3連勝、東京ガスは2勝1敗となった。

 この日の富士通は10月1日のパナソニック戦(大阪・ヤンマーフィールド長居)をにらんでか、QBはエースのキャメロンを温存。代わって出場の平本と高木が交代で得点を挙げた。

 先制は第1Q3分17秒、平本からWR強への14ヤードTDパス。K西村のFGで10-0とした後、高木が32ヤードと8ヤードのTDパスを連続で決めた。

 RB陣も活躍した。高口が第2Q9分51秒に32ヤード、第3Q10分0秒に18ヤードのTDランを決めると、第4Qには高野橋、神山幸祐もTDランを奪って、ダメを押した。

 藤田ヘッドコーチは「今日はいろんなメンバーが出られて良かった。プレースピード、正確性などみんなのレベルが上がっている」とチームの成長にニンマリした。

 しかし、話がパナソニック戦におよぶと口元をキリリ。相手QBについて「アンダーソン、(高田)鉄男のどっちもいや。全部は止められないので、こっちがいかに点を取るか(が大事)」と味方のオフェンスに期待していた。