昨季4大陸選手権女王でショートプログラム(SP)2位の三原舞依(18=神戸ポートアイランドク)が、フリーでも132・84点の2位となり、合計199・02点で2位に入った。

 「ノーミスの舞依」は、またお預けとなった。冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループ、続くダブルアクセル(2回半ジャンプ)と美しく決めたが、後半最初の3回転フリップで踏みきりミス。最後の3回転サルコーで2回転にとどまるなど、細かなミスで得点は伸びなかった。

 シニアデビューした昨季は伸び伸びとした演技で、SP、フリーともにミス無しの演技を連発したが、今季はここまでの2戦でフリーをそろえられていない。三原は「先週は、練習でもばんばんミス無く滑っていたが、こっち(モントリオール)に入ってきてから、怖さもあったと思う」と話した。

 「怖さ」とは、五輪出場がかかるシーズンに「去年と同じようにいかない」不安。「次の試合からは、怖さってものが前に立ちはだかっても、自分の力を同じように出していければ」と前を向いた。