奥原は女子シングルス準決勝のリオ五輪金メダルのマリン(スペイン)戦を棄権した。

 棄権のアナウンスが流れると、ほぼ満員に埋まった場内から大きなため息が出た。21日の2回戦で世界選手権で激闘を繰り広げたプサルラ(インド)に完勝したが、その日の夜から、3年前に手術した右膝に痛みが発症。会見では「気持ちは戦う準備ができていたが、体がだめだと訴えてきた。楽しみにしてくださった方に申し訳ない」と悔し涙を流して謝罪した。