卓球女子の石川佳純(24=全農)が25日、羽田空港着の航空機で帰国した。

 オーストリアオープンでは初対戦だった中国の王芸迪に初戦で敗れた。

 「相手のサーブがうまく取れなかった。レシーブの癖もなかなか分からなかった。それで焦ってしまったのかな」と唇をかんだ。国際大会でコンスタントに上位へ進出するためには、特徴が未知な相手も攻略する必要がある。「また違う選手が上がってくることもあると思う。その時に自分がどうするか。そこも練習したい」と話した。

 オーストリア・オープンの前に出場したアジア杯(インド)では3位に入り「全体的にすごくいいプレーができたのですごく自信になりました」。その結果により、W杯(来月27~29日、カナダ・マーカム)への出場権を獲得。決勝進出を目標に掲げ「1カ月間、しっかり練習してワールドカップに行きたい」と力を込めた。

 今秋には世界最高峰の中国スーパーリーグへ挑戦を決めているが、まだ所属チームは決まっていない。「そのニュースを私も楽しみに待ってます」と笑顔を見せた。