フィギュアスケートのペアで2010年バンクーバー冬季五輪4位に入った川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が現役引退を決めたと25日までにロシアのタス通信が報じた。

 指導するタマラ・モスクビナ・コーチが「川口とスミルノフは来年の平昌(ピョンチャン)五輪の代表に選ばれそうにないため、引退を決めた」と語った。

 愛知県出身で35歳の川口はジュニア時代にシングルで活躍したが、1999年に日本を離れてペアに転向。その後ロシアに渡り、06年に3歳年下のスミルノフとコンビを結成した。

 五輪出場のために09年にロシア国籍を取得し、09、10年の世界選手権で銅メダル。欧州選手権では2度優勝した。14年ソチ五輪にはスミルノフの右膝負傷の影響で出られなかった。