リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(23=ANA)が1日、東京五輪金メダルへ飛び込みの馬淵優佳(22=JSS宝塚)と、こだわりの挙式&披露宴を行った。

 まず日取りが大好きな1番の1が2つ入った10月1日。都内の会場ザ・ストリングス表参道はこの日からグランドオープン。瀬戸は「1番目に(式を)やらせてもらう。1番にこだわった」と、金メダルへのゲンを担ぐ日取りと会場だったことを明かした。

 挙式の誓いのキスは通常より長かった。瀬戸は「水泳選手なので息を止めるイメージで。長い長いキスをしようと思った」と説明。馬淵は「思ったより長く、のけぞってしまった」と苦笑いして振り返った。

 今後、瀬戸は試合、練習中も結婚指輪を外さないことを明言した。かつて、04年アテネ五輪男子200メートルバタフライで、千葉すずと結婚していた山本貴司が銀メダルを獲得し、ゴール後、結婚指輪にキスした場面があった。「スタート時に構えたときに(指輪が)見える。最後のパワーになる」と、指輪をつけ続ける理由を明かした。

 純白のウエディングドレス姿の新婦を見た瀬戸は「今日は一段ときれいで、ほれ直しました」とはにかみながら言った。黒のタキシードに身を固めた新郎を見た馬淵は「いつもより倍以上格好いい」と、幸せそうな笑みを浮かべていた。