フィギュアスケートの羽生結弦(22=ANA)がグランプリ(GP)シリーズ初戦のロシア杯2位から一夜明けた22日、連覇を狙う2月の平昌(ピョンチャン)五輪後の試合でクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦し、現役を続行する意欲を示した。

 前日のフリーで自身初の4回転ルッツに成功したばかり。1日もたたず、世界でまだ誰も成功していない大技達成の夢を語った。前日試合でみせた4回転ルッツを含む4回転5本の構成は自身にとってMAX(マックス)かとの問いに「いつ辞めるか全然決めていないので、将来的には(クワッド)アクセルやりたいと思っています。なので、マックスではない。まだまだ自分の中で限界とは思えていないです」と話した。

 クワッドアクセルはまだ「降りたことはないです」と話し、練習でも「足首への負担が大きなジャンプなので、練習はしてる段階…にも入っていないのかな」とまだ実戦に入れるのは現実的ではないとした。「平昌前は厳しいと思うんですけど、そこはいろいろ考えつつ…」と先のプランを見据えた。