アサヒビールが20-3でオール三菱を下して2勝目(4敗)を挙げ、スーパー9(上位リーグ)8位となった。オール三菱は4勝2敗でバトル9(下位リーグ)1位。この結果、両チームは5日のワイルドカード・プレーオフで再び対戦することとなった。

 台風22号の影響で横なぐりの雨が降る中、アサヒビールが地力を見せた。第1Q4分8秒、オール三菱K谷沢に31ヤードFGで先制されたが、第2Q2分50秒にK飯島の30ヤードFGで同点とすると、同Q9分38秒にはRB谷田の12ヤードTDランで逆転した。

 その後は最後までアサヒビールのペース。第3QにエースRB柳沢の12ヤードTDランとセーフティー、第4QにはK飯島が35ヤードFG1本を追加し、オール三菱の反撃を封じた。

 有馬ヘッドコーチ(HC)は「ディフェンスがきっちり後ろから守り、相手のランを止めた。柳沢はエースの仕事を、谷田はランプレーでゲームメークしてくれた」と選手たちの雨中での奮闘をたたえた。

 リーグ戦最終成績により、オール三菱との再戦が決まり、有馬HCは「春は相手にバランス良くやられているので、今度が勝負。激しい試合になると思うが、デュフェンスにはまた、ランプレーを止めてもらう」とこの日の再現を思い描いていた。