待ってろ、桃田-。バドミントンのスーパーシリーズ(SS)フランス・オープン男子シングルスで準優勝した西本拳太(23=トナミ運輸)が31日、羽田空港に帰国した。

 五輪、世界選手権に次ぐ格付けの大会での決勝進出。優勝こそ逃したが、1回戦では元世界ランキング1位で五輪3大会連続銀メダルのリー・チョンウェイ(マレーシア)を2-0で下すなど、自信を深めての帰国となった。

 11月には、連覇のかかる全日本総合選手権(27日開幕、東京・駒沢体育館)がある。昨年は無期限出場停止処分で欠場した桃田賢斗(23=NTT東日本)との対決が注目される。10歳からライバル関係が続く同級生。ライバル不在の昨年の優勝は、真の日本一とは思っていない。この1年で成長した実感もある。「正真正銘の日本一になりたい。強い気持ちで挑む」と、打倒桃田を誓った。