フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(大阪市中央体育館)を右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で欠場した羽生結弦(22=ANA)が12日、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長を通じてコメントを発表した。羽生のコメントは以下の通り。

 「いつも応援ありがとうございます。このたびは、皆さまにご心配をおかけし申し訳ございません。10日間は絶対安静と医師から言われました。その後3~4週間で元に戻るとみておりますが、まだ、あくまでも予定でございます。何とか全日本までに間に合うよう治療・リハビリに努力いたします。全日本ではいい演技が出来るよう頑張りますので、どうぞリハビリ、練習に専念させていただきますようご配慮の程、なにとぞよろしくお願いいたします」

 前日11日の夜にANAの城田監督と話し合いの場を持ったという小林強化部長は本人の意思を尊重し「間に合ってほしい。彼が(12月の)全日本(選手権)に戻ることを一番に考えたい」と連盟の立場を表明。羽生は9日の公式練習で4回転ルッツを跳んで転倒。その際に右足首を痛め、10日からの大会出場を取りやめていた。