誰もが思うことだろう。自分を超えたい、限界の先に行ってみたいと。2017年9月、東京・中野区の稔ヶ丘(みのりがおか)高校(浦部利明校長)2部の2年生は文化祭で集団行動に挑戦した。厳しい訓練から生まれる規律、相互理解による団結力。それらなくして成功はない。極めて難度の高い競技に、周囲から無謀と言われながら挑んだ17歳の夏を見詰めた。

日体大「集団行動」との出会い/実録・稔ヶ丘高校1

全員勝たねば集団の勝利はない/実録・稔ヶ丘高校2

価値観変わる、この学校の革命/実録・稔ヶ丘高校3

涙こらえ「人生初の大歓声を」/実録・稔ヶ丘高校4

自分でたどりついた集団行動/実録・稔ヶ丘高校5完

集団行動でリーダー役の前列左から福島ひなた、小林真実子、後列左から小嶋剣信、富田公貴、渡邊恭平の5人は恒例の掛け声からのポーズで笑顔(撮影・井上眞)
集団行動でリーダー役の前列左から福島ひなた、小林真実子、後列左から小嶋剣信、富田公貴、渡邊恭平の5人は恒例の掛け声からのポーズで笑顔(撮影・井上眞)
集団行動の実演冒頭で稔ヶ丘の頭文字「M」を表現する(稔ヶ丘高提供)
集団行動の実演冒頭で稔ヶ丘の頭文字「M」を表現する(稔ヶ丘高提供)