カヌー・スプリントの日本選手権で起きた禁止薬物混入問題に関して、リオデジャネイロ五輪のスラローム男子カナディアンシングルで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手(ミキハウス)が9日、所属先を通じ「アスリートとして、また同じカヌー競技者として大変残念に、そして悲しく思う」などとコメントした。

 今回のケースでは男子のトップ選手がライバルを陥れる目的で、置いてあったドリンクボトルに禁止薬物を入れた。羽根田選手は「飲料をはじめ用具や備品は、競技の成績だけでなく安全面にも関わるものなので、間違いのない中で管理できる態勢が改めて必要だと感じた」と訴えた。