スポーツ庁の鈴木大地長官は12日、ソウルで取材に応じ、競泳の小関也朱篤選手(ミキハウス)が後輩選手に暴力を振るった問題について「残念なニュース。国民の皆さんの期待を裏切ることのないように、一人一人が自覚を持って行動しないといけない」と述べた。鈴木長官は同日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の聖火リレーで走者を務めた。

 自身も競泳選手だっただけに「できれば聞きたくなかった」という。大相撲の元横綱日馬富士関による暴行、カヌーの禁止薬物混入とスポーツ界で不祥事が続いていることには「こういった事件がなくなるように徹底して(競技団体などと)話をしていきたい」と語った。