女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界選手権2連覇中の女王エフゲニア・メドベージェワ(18=ロシア)が78・57点で2位発進となった。連続ジャンプ、3回転ループを完璧に跳んだが、最後の2回転半で着氷が両足になるミス。演技を終えるとペロリと舌を出して、唯一の失敗を悔やんだ。

 右足中足骨にひびが入り、治療のため、昨年12月のGPファイナルとロシア選手権を欠場。今大会が復帰戦だった。ミスはあったものの、ケガの影響を感じさせない演技を見せ、復活を印象づけた。リンクを出る際には「スパシーバ!(ありがとう)」と声を上げながら、観客に向かって手を振った。

 首位に立ったのは、アリーナ・ザギトワ(15=ロシア)。ミスのない演技で80・27点をマークした。シニア初シーズンで国際大会5連勝と快進撃が続いており、今大会も万全の滑り出しを見せた。

 3位はカロリーナ・コストナー(30=イタリア)で78・30点。フリーは20日に行われる。