松岡修造(50)が24日、テニス世界ランク24位の“愛弟子”錦織圭(28=日清食品)が、復帰戦の米ニューポートビーチ・チャレンジャーで、同238位のデニス・ノビコフに敗れたことについて「相手は空気が読めないヤツ。ラリーしてくれない。バカーンと打つ」などと、独特の言いまわしで評した。

 一方で、錦織が痛めていた右手首に違和感なくプレーできたことについては「今日、錦織圭負けたね…でも、何してるんだと言っちゃいけない。手首は一番、繊細なところ。痛くないのはいいこと」と前向きに評価した。

 松岡はこの日、都内で行われたWOWOWのパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のイベント「平昌パラリンピック直前! 金メダリストが語る『WHO I AM』フォーラム」に登場。1部の上映会後に行われた2部のトークセッションの司会・進行だったが、2部前に設けられた10分間のトイレ休憩中に早くも登壇。壇上から「トイレ、大丈夫?」などと観客の体調を気遣いながらも、「今日は日本選手団結団式、壮行会。熱すぎちゃって」と機関銃のように熱く、熱く語り続けた。

 さらに、客席にいた子どもに「聞いて欲しいこと、ある? あそこの、ちっちゃい子。質問を聞くから…身長何センチ? 俺の身長聞いたのか?」などと問いかける一幕もあった。

 この日はパラリンピックがテーマのイベントだったが、松岡は錦織の話題に続き、テニス界全体の現状についても言及。「テニスの盛り上がりが変わってきた。お客さんが参加してくれている」などと、世の中がテニスで熱く盛り上がっていることを歓迎した。

 トークセッションでも、しゃべり続ける中で「あと20分」、「あと3分しかない」など、話す時間がもっとほしそうな様子だった。【村上幸将】