レスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里(35=至学館大職)が9日、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)の指導法について「しつこい」と言及した。

 都内で行われた映画「ダンガル きっと、つよくなる」(4月6日公開)の応援団結成イベントに出席。同映画はインドの実話をもとに、父親の指導のもと姉妹がレスリングでチャンピオンを目指す物語で、吉田は14年に他界した父の栄勝さん(享年61)と栄氏と鍛錬したレスリング人生を重ね合わせた。2人の指導法について「厳しさが違う」として「(栄)監督はしつこい。お父さんはその時は厳しいけど、後はあっさりだった。勝たせたいという思い、愛情は一緒」と表現した。それに続くように同席した土性沙羅(23)も栄氏について「ねっちっこいし、しつこい」。川井梨紗子(23)も「厳しくてしつこくて良い」とフォローするように同調した。