錦織のツアー復帰戦、初戦は米国の新星だ。男子テニスで、12日に開幕するニューヨークオープンの主催者は本戦組み合わせを10日(日本時間11日)に発表。世界ランク27位で、第5シードの錦織圭(28=日清食品)は1回戦で、同186位のルビン(21=米国)と対戦することになった。

 ルビンは大会推薦での本戦出場。順当に勝ち上がれば、2回戦で同71位のドンスコイ(ロシア)-同86位のブルゴス(ドミニカ共和国)の勝者、準々決勝で同18位で第3シードのイスナー(米国)、準決勝で同11位、第1シードのアンダーソン(南アフリカ)、決勝で同12位、第2シードのクエリー(米国)と対戦することになる。

 ルビンは、13年にジュニア世界ランキングで自己最高の6位となり、ウエークフォレスト大に進学。15年に1年生ながら、全米大学選手権のシングルスで準優勝に輝いた。その後、同年にプロ転向。

 錦織は、昨年8月に右手首の腱(けん)を脱臼。同8月のロジャーズ杯2回戦対モンフィス(フランス)以来のツアー大会出場となる。同大会以来、実戦から遠ざかっていた錦織は、1月22日開幕のツアー下部大会、米ニューポートビーチ・チャレンジャーで復帰。1回戦で同238位のノビコフ(米国)に敗れたが、同29日からの米ダラス・チャレンジャーで優勝。ツアー下部大会通算6勝目を飾っていた。