2月26日、スペインのバルセロナ・カタルーニャ・サーキットでバルセロナ合同テストが始まり、レッドブルのダニエル・リカルドが105周を走行し1分20秒179のトップタイムを記録した。

 朝から寒さに包まれたバルセロナは気温は12度、路面温度は14度までしか上がらず、どのドライバーもタイヤに熱を入れグリップを引き出すのに苦労した。さらに午後には雲がたれこめ小雨が降り出し、セッション終盤は完全なウエットコンディションになってしまった。

 そんな中でレッドブルのリカルドは10チーム13ドライバー中最多の105周を走り、最速タイムを記録した。 ホンダがパワーユニットを供給するトロロッソはウエットコンディションになってから走行を控えたため93州に留まったがそれでもレッドブルに次ぐ2番目の周回数。ステアリングを握ったブレンドン・ハートリーは1分22秒371で8番手となったが、順調なテスト内容に笑顔を見せた。

 「全くトラブルはなかったし、車体もPUもトラブルが出なかったことが一番。今日は周回数を重ねてマシンを習熟することが最も大切な目標だったからね。ホンダのパワーユニットも素晴らしかった。ドライバビリティは素晴らしかったし、実際に僕がF1でドライブしたマシンの中で一番良かった。信頼性も全く問題なかったし現時点では何の不満もない。本当にポジティブだったね」