カーリングのパシフィック・アジア選手権(今秋、開催地未定)の日本代表決定戦(5月18~20日、北海道北見市)で、五輪選考以外で初のテレビ中継が検討されていることが17日、分かった。

 決定戦は、五輪代表と日本選手権優勝が争い、女子はLS北見と富士急、男子はSC軽井沢クとチームIWAI(北海道)が対戦。日本協会が放送局と交渉を行っている。

 現在開催中の日本混合ダブルス選手権の観戦券は完売した。ただ、16日に五輪代表が出ない午後8時からの3試合について、同協会の浪岡正行専務理事(60)は「残念ですが、試合最後は観客0人でした」と衝撃の事実を明かした。

 注目されている今こそ「カーリングは4年に1度」という認識を変える好機だけに、同協会の倉本事務局長は「多くの方に見てもらいたい。会場に来られない方にもテレビで競技に触れてほしい」と話した。