男子はピョンチャンオリンピック(平昌冬季五輪)銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がショートプログラム(SP)5位からフリー2位と巻き返し、合計273・77点で2年連続の銀メダルを獲得した。
友野一希(19=同大)が自己ベストの合計256・11点で5位、田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が236・66点で13位。ネーサン・チェン(米国)が世界歴代2位の321・40点で初制覇した。
- メダルを手にする宇野昌磨。中央は優勝したネーサン・チェン、右は3位のミハイル・コリャダ(共同)
宇野昌磨
<演技構成>
4Lo/4F/3Lo/FCSp/FCCoSp/StSq/3A/4T+2T/4T/3A+1Lo+3F/3S+3T/ChSq/CCoSp
宇野昌磨の話 良くない演技だが、最後まで滑り切れた。ぐだぐだに見えるかもしれないが、最後まで諦めずに持ちこたえたと思った。練習してきたことを信じて、頑張ることができた。
- 獲得した銀メダルを掲げる宇野(撮影・PNP)
- 男子フリーの演技をする宇野(撮影・PNP)
- 男子フリーの演技を終え笑顔で手を振る宇野(撮影・PNP)
友野一希
<演技構成>
4S/3F/3A/FSSp/StSq/3A+3T/3Lo/3S/3Lz+2T/CCoSp/ChSq/3F+2T/FCCoSp
友野一希の話 思い切ってやるだけで、失うものはなかった。楽しんで滑ることができた。次のシーズンにつながる演技。もっと上を目指したい。
- フリーの演技をする友野一希(撮影・PNP)
- 友野一希の華麗な滑り(撮影・PNP)
- 男子フリーの演技を終えガッツポーズの友野(撮影・PNP)
田中刑事
<演技構成>
4S/4S+2T/3A/CSSp/StSq/4T/3A+2T+2Lo/3F+3T/FCSp/3Lo/3Lz/ChSq/CCoSp
田中刑事の話 五輪が終わってコンディションが上がらず、苦しい時期だった。モチベーションは下がりがちなところを世界選手権の(出場)枠のために、と奮い立たせてきた。もっとベストを出しておきたかった。
- 着氷が乱れ、バランスを崩す田中刑事(共同)
- 天を仰ぐ田中刑事(共同)
<合計成績>
順位 | 選手 | 得点 |
---|---|---|
1 | ネイサン・チェン | 321.40 |
2 | 宇野昌磨 | 273.77 |
3 | ミハイル・コリヤダ | 272.32 |
4 | オレクシイ・ビチェンコ | 258.28 |
5 | 友野一希 | 256.11 |
6 | デニス・ヴァシリエフス | 254.86 |
7 | ドミトリー・アリエフ | 252.30 |
8 | キーガン・メッシング | 252.30 |
9 | ミーシャ・ジー | 249.57 |
10 | ミハル・ブレジナ | 243.99 |
13 | 田中刑事 | 236.33 |
滑走順とSP得点
<第1グループ>
ジュリアン・イー・ジージエ(20=マレーシア)72.43
ダニエル・サモーヒン(20=イスラエル)72.78
スラビク・ハイラペティアン(22=アルメニア)68.18
ブレンダン・ケリー(23=オーストラリア)74.99
フィリップ・ハリス(28=英国)68.59
ドノバン・カリーリョ(18=メキシコ)68.13
<第2グループ>
マックス・アーロン(26=米国)79.78
ロマン・ポンサール(25=フランス)79.55
ドミトリー・アリエフ(18=ロシア)82.15
ミハエル・ブジェジナ(チェコ)78.01
田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)80.17
マッテオ・リッツォ(19=イタリア)77.43
<第3グループ>
アレクサンドル・マヨロフ(26=スウェーデン)82.71
友野一希(19=同大)82.61
パウル・フェンツ(25=ドイツ)82.49
デニス・バシリエフス(18=ラトビア)84.25
ミーシャ・ジー(26=ウズベキスタン)86.01
オレクシイ・ビチェンコ(30=イスラエル)90.99
<第4グループ>
キーガン・メッシング(26=カナダ)93.00
宇野昌磨(20=トヨタ自動車)94.26
金博洋(20=中国)95.85
ミハイル・コリャダ(23=ロシア)100.08
ビンセント・ジョウ(17=米国)96.78
ネイサン・チェン(18=米国)101.94