SP8位の樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)はフリー145・01点、合計210・90点で2位に入った。
SP3位の宮原知子(19=関大)は、同135・72点、合計210・08点で3位に入り。
2人の順位の合計は5で順位合計が「13」以内で得られる来年の世界選手権最大3枠を確保した。
SP4位のケイトリン・オズモンド(22=カナダ)が同150・50点、合計223・23点で初優勝した。
- 記念撮影する左から3位の樋口、優勝したオズモンド、2位の宮原(撮影・PNP)
樋口新葉
<演技構成>
2A/3Lz+3T/CCoSp/3S/3Lz+3T/3Lo/2A+2T+2Lo/3F/FcSp/StSq/ChSp/LSp
樋口は予定を変更し冒頭の3回転サルコーは難なく着氷。続く3回転ルッツ-3回転トーループも高さあるジャンプから着氷。ダブルアクセルも難なく着氷した。後半の3連続を含む4つのジャンプもミスなく着氷。体を大きく使いスピンやステップを刻み演技した。演技後は「ヤッター!」と両手でガッツポーズを見せ涙を見せた。
- 銀メダルを獲得した樋口(撮影・PNP)
- 女子フリー 演技する樋口(AP)
- 女子フリー 演技する樋口(撮影・PNP)
- 女子フリー 演技する樋口(撮影・PNP)
宮原知子
<演技構成>
3Lo/3Lz+3T/3F/FCSp/CCoSp/StSq/3Lz+2T+2Lo/2A+3T/3S/CHSq/2A/LSp
冒頭の3回転ルッツはきれいに着氷。コンビネーションジャンプも着氷。3回転フリップも流れのあるジャンプで着氷。音楽に合わせステップを刻む。後半に入り3連続ジャンプでは最初の3回転ルッツで軸が傾いてジャンプどうにかこらえて着氷した。予定していた3回転サルコーでは、踏む込む際に勢いなく回転し着氷で転倒した。演技後は笑顔なく声援に応えた。
- 銅メダルを獲得した宮原(撮影・PNP)
- 女子フリー 演技する宮原(AP)
- 女子フリー 演技する宮原(撮影・PNP)
- 女子フリー 演技する宮原(撮影・PNP)
アリーナ・ザギトワ
ザギトワは前半はスピンやシーケンスを演技。後半に7つのジャンプ構成だったが、後半最初の3回転ルッツで転倒。連続ジャンプや3連続ジャンプでも着氷に失敗し転倒した。ほかの2つのジャンプでも回転不足などで減点となった。キスアンドクライでは、涙を流した。
- 女子フリー 演技するザギトワ(撮影・PNP)
- 女子フリー ジャンプで転倒するザギトワ(撮影・PNP)
- 女子フリー 演技後、笑顔なく客席の声援に応えるザギトワ(撮影・PNP)
<総合成績>
順位 | 選手 | 合計 | SP | FS |
---|---|---|---|---|
1 | ケイトリン・オズモンド | 223.23 | 72.73 | 150.50 |
2 | 樋口新葉 | 210.90 | 65.89 | 145.01 |
3 | 宮原知子 | 210.08 | 74.36 | 135.72 |
4 | カロリーナ・コストナー | 208.88 | 80.27 | 128.61 |
5 | アリーナ・ザギトワ | 207.72 | 79.51 | 128.21 |
6 | ブラディー・テネル | 199.89 | 68.76 | 131.13 |
7 | ガブリエル・デールマン | 196.72 | 71.61 | 125.11 |
8 | マリア・ソツコワ | 196.61 | 71.80 | 124.81 |
9 | ルナ・ヘンドリックス | 192.31 | 64.07 | 128.24 |
10 | 長洲未来 | 187.52 | 65.21 | 122.31 |
11 | エリザベート・トゥルシンバエワ | 186.85 | 62.38 | 124.47 |
12 | マライア・ベル | 174.40 | 59.15 | 115.25 |
13 | ニコル・ショット | 174.13 | 61.84 | 112.29 |
14 | ロリーヌ・ルカベリエ | 173.23 | 59.79 | 113.44 |
15 | キム・ハヌル | 170.68 | 60.14 | 110.54 |
16 | ビベカ・リンドフォース | 166.23 | 60.18 | 106.05 |
17 | カイラニ・クレイン | 154.41 | 56.90 | 97.51 |
18 | エリスカ・ブレジノワ | 153.14 | 58.37 | 94.77 |
19 | スタニスラワ・コンスタンチノワ | 153.03 | 59.19 | 93.84 |
20 | アレクシア・パガニーニ | 149.66 | 57.86 | 91.80 |
21 | エリザベッタ・レカルディ | 149.17 | 51.13 | 98.04 |
22 | ダーシャ・ゲルム | 144.51 | 52.43 | 92.08 |
23 | トース・イベット | 136.87 | 50.63 | 39.11 |
棄権 | チェ・ダビン | . | 55.30 | . |
- 記念撮影する樋口(左)と宮原(撮影・PNP)
女子フリー演技順
<第1グループ>
アレクシア・パガニーニ(16=スイス)57.86
エリザベッタ・レカルディ(16=イタリア)51.13
カイラニ・クレイン(19=オーストラリア)56.90
トース・イベット(19=ハンガリー)50.63
チェ・ダビン(18=韓国)55.30
ダーシャ・ゲルム(26=スロベニア)52.43
<第2グループ>
マライア・ベル(21=米国)59.15
ロリーヌ・ルカベリエ(21=フランス)59.79
エリスカ・ブレジノワ(22=チェコ)58.37
キム・ハヌル(15=韓国)60.14
スタニスラワ・コンスタンチノワ(17=ロシア)59.19
ビベカ・リンドフォース(19=フィンランド)60.18
<第3グループ>
ルナ・ヘンドリックス(18=ベルギー)64.07
エリザベート・トゥルシンバエワ(18=カザフスタン)62.38
ニコル・ショット(21=ドイツ)61.84
ブラディー・テネル(20=米国)68.76
長洲未来(24=米国)65.21
樋口新葉(17=東京・日本橋女学館)65.89
<第4グループ>
ケイトリン・オズモンド(22=カナダ)72.73
マリア・ソツコワ(17=ロシア)71.80
ガブリエル・デールマン(20=カナダ)71.61
宮原知子(19=関大)74.36
アリーナ・ザギトワ(15=ロシア)79.51
カロリーナ・コストナー(31=イタリア)80.27