平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で66年ぶりに連覇した羽生結弦(23=ANA)の軌跡をたどる「羽生結弦展」が11日、東京・日本橋高島屋で始まった。

 午前10時半の開店を前に、店の前には約1000人ものファンが列をなし、開店後も続々と人が訪れた。展示は、主に今季までの10シーズンを振り返る内容。会場には約170点の写真とともに、ソチ五輪ショートプログラム「パリの散歩道」で着用した衣装、グランプリファイナルの4つの金メダルなど貴重なアイテムも多数展示されている。特に、篠山紀信氏が7年前に撮影した、制服姿でスキップしている1枚は見もの。篠山氏も展示のために「すごく気に入っている写真」「それにしても当時その清々しさに魅かれ、羽生さんを写真に収めたぼくにもやはり先見の明がありますね(原文ママ)」などコメントを寄せている。

 入場は無料で、日本橋高島屋での会期は23日まで。その後、大阪、京都、名古屋など全国7都市を巡回する予定。