平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得したエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は7日、同国フィギュアスケート連盟を通じ、今後は平昌五輪男子で2連覇を達成した羽生結弦(ANA)を指導するブライアン・オーサー・コーチに師事すると発表した。

 メドベージェワは「新しい可能性や異なる指導法を活用するため」と理由を説明。11年間指導を受けたエテリ・トゥトベリゼ・コーチら関係者に感謝の言葉を並べた。

 トゥトベリゼ・コーチは6日放映のロシア政府系テレビ第1チャンネルのインタビューで「ショートメッセージを送っても電話をしても返事がない」と語り、教え子が去るのは「不可避」との考えを示していた。

 同コーチは五輪の競技直後にメドベージェワが「(金メダルの)アリーナ(ザギトワ)をもう1年、ジュニアにとどめておくことは本当にできなかったのか」と言ってきたため「人を出場させない権利など私たちにはない」と応じたやりとりがあったことも明らかにした。