関東学生アメリカンフットボール連盟は１０日、６日の日大と関学大の定期戦で３度ラフプレーで退場となった日大ＤＬの選手に対し、追加的処分内容が決まるまで当該選手の対外試合出場を禁止すると発表した。特に最初の反則は投げ終わったＱＢの背後にタックルし、公式規則の「（無防備な選手への）ひどいパーソナルファウル」に該当すると、９日の理事会で処分を決定した。日大の指導者は厳重注意とした。今後は規律委員会を設置し、詳細に調査した上で最終的対応を決める。また、同選手は６月の中国での大学世界選手権日本代表を辞退した。

　日大は昨年関学大を下して２７年ぶりに大学日本一となり、今年は２連覇がかかる。日大アメフット部は１０日、「今回の事態を厳重に受け止め今後はこのようなことがないよう、これまで以上に学生と真摯（しんし）に向き合い指導を徹底してまいります」などと謝罪のコメントを発表した。