世界ランク6位の日本は同10位の韓国を3-0(25-22、25-14、25-20)のストレートで破り、5勝6敗とした。韓国も5勝6敗。

 日本はサーブが好調だった。第1セット序盤に6-8とリードを許したが、島村春世(26=NEC)のサーブで相手の守備を崩して5連続得点。新鍋理沙(27久光製薬)のサーブもポイントにつながった。

 第2セットも石井優希(27=久光製薬)のサーブが効果的で、奥村麻依(27=日本協会)のブロック、黒後愛(19=東レ)、新鍋のスパイクが確実に決まって連取。第3セットも奥村のサーブ、新鍋のライト攻撃などで粘るアジアのライバルを振り切った。

 中田久美監督(52)は「今日はチームのパフォーマンスにとても満足している。選手たちは昨日の負け(トルコに1-3)から立ち直ることができた」と選手たちに及第点を与えた。日本は7日、地元のタイと対戦する。

 ◆寺廻太強化委員長の話 今日の試合は昨日の反省を生かし、選手が集中力を保ち最後まで戦ってくれた。サーブで相手を崩し、ディフェンスから攻撃で得点する日本の粘りが発揮できた。

 ◆女子ネーションズリーグ 国際バレーボール連盟がワールドグランプリに代わる大会として今年新設。16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、6月27日からの決勝ラウンドには開催国の中国と上位5カ国が出場し、優勝を争う。