フィギュアスケート2010年バンクーバー冬季五輪銀メダリストで、昨年4月に現役引退した浅田真央さん(27)が8日、茨城県庁で始まる「浅田真央展」のオープニングセレモニーに出席。国民栄誉賞授与が決まった羽生結弦(23=ANA)に向けて、エールを送った。

 ニュースで授与を知ったという浅田さんは「彼はスケート界だけでなく、国民にとっての大スターになってしまった。(羽生が)小学校の頃から知っているので、少し遠くなってしまったと感じる」としみじみ。現役続行を表明している羽生に対し、「ケガをしないで、自分の目指すところへ行ってほしい」と期待を寄せた。

 浅田さんは、現在自身がプロデュースするアイスショー「浅田真央サンクスツアー」で全国をまわっている。公共施設初となる今回の展示も、8月19、20日に茨城・笠松運動公園アイススケート場で公演を行うのに合わせ、浅田さん側からの提案で実現した。展示は茨城県庁舎の25階で8日から17日まで。入場無料。伝説となったソチ五輪フリーに着ていた衣装など約70点の写真と衣装が飾られている。