フィギュアスケート女子の本田真凜(16)は、新しい所属先を日本航空(JAL)とすることが9日、分かった。関係者によると同社初のフィギュアスケーターとなり、新たに部を立ち上げる方針だという。新シーズンの本田は、東京都連盟の在籍選手となる運び。

 昨季までは大阪・関大高に通い、平昌五輪4位の宮原知子(20)らと同門で練習を積んできた。今年4月から米国へ拠点を移し、世界選手権男子優勝のチェン(米国)や、過去に浅田真央さんを指導したラファエル・アルトゥニアン・コーチ(61)に師事。さらに青森山田高へと転校した。

 シニア1年目の昨季は目標だった平昌五輪出場ならず。新コーチはジャンプ指導に定評があり、3月のアイスショー後には「ジャンプの安定感をつけて、女子の進化についていけるようにしたい。環境を変えて新しいスタートができたらいい」と決意表明していた。

 日本航空とは16年秋にスポンサー契約を締結。記者会見で「小さいころからすごく憧れていた」とキャビンアテンダント(CA)姿で笑顔を見せていた。JALで最初の大舞台は10月のグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ。手厚いサポートを背に、22年北京五輪を目指す。