ソフトボール女子日本代表で08年北京オリンピック(五輪)金メダルの上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)が「省エネ」投球で世界一に導く。8月2日開幕の世界選手権(千葉)に向け30日、千葉市内での壮行会、結団式に出席。20年東京五輪の前哨戦と位置付けられる大会に「いよいよ本気の戦いが始まる感じ。緊迫した試合を自分自身も望んでいるし、世界一を取りに行きたい」と意気込みを語った。

 北京五輪の熱投から今夏で10年。エースとしての実力は健在も、「疲れやすくなった」と体の変化は実感する。「あの時のように三振は取れなくなっているが、10年分の経験がある。テーマはいかに楽に投げるか。球数を減らして、駆け引きで抑えていきたい」と冷静に話した。