空手女子68キロ超級世界ランク1位の植草歩(26=JAL)が、あらためて20年東京オリンピック(五輪)での金メダル獲得を誓った。

 植草は5日、東京・丸の内で2020KARATEアンバサダーの宇佐美里香さん(32)、カーリング女子で五輪3大会出場の小笠原歩さん(39)とトークショーに出席。「東京オリンピックで空手ブームを起こしたいし、その立役者になりたい。地元で初代チャンピオン…。東京大会にはレアなものがいっぱい詰まっている感じです。これからもずっと勝ち続けて、キラキラ輝いて、多くの子どもたちに空手の魅力を知ってもらいたい」と“あゆみスマイル”を振りまいた。

 12年世界選手権で形の女王に輝いた宇佐美さんは現在、20年へ向けて空手のPR役として内外にその魅力を発信している。「誰もが夢を抱けるのが五輪のいいところです。東京大会で空手が成功すれば、それ以降の五輪でも続けて開催されるはず」と空手の五輪定着の夢を語った。

 元祖カー娘の小笠原さんは、宇佐美さんの世界選手権での演武を映像で見て感激して以来、大の空手ファンになったという。「目ぢからと緊張感に涙が出るほど感激し、勇気をもらいました。出産のブランクを経て復帰し、オリンピックに出られたのは宇佐美さんのおかげです」。現在、小学3年生の長男は空手を習っており、「東京オリンピックでは息子と植草さんを応援します。名前も同じ『歩』ですからね」と話していた。

 植草と宇佐美さんはトークショー後に屋外に出て、丸の内の路上で突きや蹴り、演武を披露して外国人観光客からも拍手を浴びていた。