フィギュアスケートのNHK杯第40回を記念する展覧会「銀盤の軌跡展」が8日、日本橋高島屋で開幕し、開会式にトリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さん(36)が出席した。

 荒川さんは今年5月に第2子を出産したと発表。「第1子の時もそうだったんですけど、産後1カ月後から氷に乗り始めました。私にとってフィギュアスケートは日常の1つ。少しずつ練習しています」と明かした。今月24日から26日の3日間開催される「フレンズオンアイス」(新横浜スケートセンター)でアイスショーに復帰する予定で、「プロとして演技が成り立つのはまだ先になる。思い通りに動けるようには戻っていませんが、フィギュアスケートをいいな、と思ってもらえるように、ショーの1つのパーツになれればいい」と話した。

 この展示は、今年で40回を迎えるNHK杯の歴史を写真や、トップ選手の衣装で振り返るもの。11月に広島で行われる今年の大会の見どころを問われると「男子の宇野昌磨選手、女子の宮原知子選手もですが、五輪で自信をつけた選手が、今季どうまた自信をつけていくかが楽しみ」と若手選手の進化に期待した。