池江璃花子(18=ルネサンス)が、女子100メートル自由形決勝に臨んで、53秒14で5位だった。前日9日の200メートル自由形で主要国際大会初メダルを獲得したが、連日の表彰台とはいかなかった。

 午前の予選は、54秒14の4組3着で決勝に進出した。「前半から積極的にいけたが、後半に疲れがあって体が動かなかった。決勝に残ってよかった」。200メートル自由形では日本新で銀メダルをとっているが、浮かれる様子はなし。「200メートルよりも100メートルのほうが自分のレベルは低くて、世界で戦うのは厳しいので、食らいついていきたい」と地に足をつけて、覚悟を口にしていた。メダルは届かなかったが、強豪相手に懸命の泳ぎを見せた。